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研究生活の備忘録です。http://satcy.ninja-web.net


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氷の世界

 2泊3日で、岩手県下閉伊郡岩泉に行って参りました。目的は、岩手県教育委員会地学部の行事である巡検に講師として参加するためです。朝一番で盛岡にあるレンタカーを借り、集合時間に間に合わせられるように急いで運転をしましたが、昨晩からの雪で、峠道には積雪、日陰には圧雪の部分があり、かなり危険な状態です。スリップ事故で路肩に乗り上げてしまった車両を見てびくびくしながらも、ギリギリで安家に到着しました。 
 
 集合した参加者共々、防寒着を上下完全防備で観察露頭へ向かいます。何しろ、こんなに寒い冬のフィールドに入るなど、経験がありません。解説ポスターを広げる手が凍え、風が吹く度に一同”寒い~~”と悲鳴を上げます。しかし、そこは岩手の先生方、観察がはじまると、黙々とハンマーをふるい、教材岩石を採取し、コノドント化石探しに挑戦します。夕暮れまでの時間が惜しいので、お昼ご飯の時間も短縮です。
 
 最後の観察場所、P-Tr境界の眠る安家森の林道には積雪どころかつららがぶら下がっているではありませんかっ。露頭を叩いたらこれが落ちてくるのでしょうか?寒さは相変わらずでしたが、葉がとうに落ちているので岩石の露出はよく、無事、日没前に予定した見学コース全てを回ることができました。寒い中、参加して頂いた皆様、講師の機会をつくっていただいた小野寺様に感謝です。
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# by stakahashi17 | 2019-12-03 14:03 | イベント

ワンスアポンアタイムインユーケー

9月の後半に帰国をし、あっという間に11月を終えようとしています。
新居を決める前からあれこれと始まり、セミナー発表を3つ、科研費、学会年会のオーガナイズ、テンパっている間に風邪を引く始末・・・。

そうこうしている間に、”共著論文原稿できた、クリスマスまでにコメント返送してね Best” てメールも来る。あー、こっちはまだ補足データもまだですよーだ。
今週末の巡検がうまくいけば、一段落かとも思います。そうしたらもう12月、、早いです。



# by stakahashi17 | 2019-11-27 22:55 | 所感

ユトレヒト

バルセロナで過ごした後、オランダユトレヒトに行ってきました。

EGU共催のGallireo meeting に参加参加するためです。

0日目からリーズ大学グループで食事に出かけてしまったので、若干の発表の準備不足感が否めません。
発表の後半以外は前回の再放送だからいいかと思えば、やはりはじめて作ったスライドの部分はモゴモゴする羽目になってしまいました。発表はシンポジウムの初日でした。その前に発表したP.ウィグナルと、座長のジェシカWが(彼女は昨年ニ仙台で発表を聞いていたので・・)詳しくSatoshiの研究のイントロダクションをしてしまったので 若干ネタバレ。また、レーザーポインタの進むボタンと照射ボタンが隣り合わせにあって何度もスライド進行をミスるトラブルもあり、まぁいろいろと修行が必要であることを実感した訳です。もっと余裕を持って前を向いて話しましょう、、。ジョークをかました後は、笑う時間を一拍おきましょう。

セッション中の質疑の時間が短くても、終わったあとのアイスブレーカーや翌日のディナーで各々の発表の感想を述べあうことができました。ひとつの講義室で行う小規模の学会だと、皆の顔と研究内容が把握できて良いですね。
普段は別のコミュニティになってしまう、植物化石や花粉化石を扱う研究者や 現代の生物絶滅を研究するグループと交流が持てたことが大きな収穫です。唯一の日本人として参加をしましたが、中国人と日本人のアクセントがなぜ違うのか、日本人なら‘堀,を知っているか?‘黒田’を知っているか?、、、というように、偉大な先行研究者のお陰で話題が持ちました。
ヘタッピ英語の東洋人に付き合ってくれたみなさん感謝です。お前今、何て言ったの?と何度も言われながらも仲間に混ぜてもらいました。特にヨーロッパ圏内では、みなさん母国語の違う大学や機関に就職して色々体験してきているそうです。

最終日は、巡検に参加し白亜紀末期のマストリヒチアン(Maastrcht)のタイプロカリティを見学しました。境界自体はハイアタスでなくなっているのですが、石灰岩の鉱山跡地に見事な露頭が広がっていました。アンモナイトやウミユリのほかモササウルスの化石が発見されているそうです。

酷暑の中、坑道、露天掘り跡地にを歩き回った後の冷たいビールは最高です。


そろそろ、長い夏休みが終わろうとしています。

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# by stakahashi17 | 2019-09-02 02:56 | イベント

バルセロナ

Goldshmidt 2019に参加してきました。
今回の開催場所は、スペイン バルセロナです。
スイス、横浜で開催された回に次いで3年ぶりに参加です。思えば、リーズ大学グループとの最初の出会いもGoldshmidtでした。でも、参加費・登録費、めっちゃ高いんですよ。簡単には参加できません。。。(600ユーロ払って英文誌のオーディオブックを買ったと思えばよいでしょうか)

リーズ空港から、リーズ大学の若手の皆と同じ便・同じ宿をとって、なんとなく気分は留学最後の修学旅行です。

未だに長袖の必要なイギリスから飛行機で数時間。降り立つと、地中海に面したスペインの暑い夏をすぐさま体感することとなりました。

会場はビーチに面しており(オリンピックに合わせて人工砂浜を作ったのだそうです)で、そこで、1週間地球化学の進展について語り合うはずが、、、自分の発表が終わったら、ビーチに観光にいなくなってしまう人々が続出。。。。後で話しかけてみよう、、と思っていても次の日には関連セッションでもみかけない方が多かったような印象があります(誤解だったらごめんなさい)。

リーズ大学の博士学生の方々は、 同業の研究者の発表を漏らすことなく聞きにいっていました。見習わなきゃダメです。実のところ、僕は セッションを横断して15分刻みで発表スケジュールを組むの苦手です。頭がこんがらがりますので。

古環境系研究の関連セッションはというと、金属元素の分析全盛期といったところです。金属元素同位体、LIPSのセッションは2日続けてフルで行われていました。
鉄分画分析、 ウラン同位体、リチウム同位体、水銀同位体 が主流で、酸化還元、風化、火山起源インプットの話が続いていました。
地球化学測定データのコンパイルと数値モデルとの組み合わせを行った研究も結構あり、
共同研究者のモデル屋さんの顔写真を見せてメソッドの説明終わりっていう発表がわりかし多かったです。
モデルの詳細に関する質問が出ても、”同会場に共演者のモデル屋が座っているからそっちに聞いてっ”って感じの質疑がそれなりにありました。となると、何について質問すればいいのでしょうね。。


自分の発表はポスター発表にしました。人混みでごちゃごちゃになって、あまりたくさんの人が長時間立ち止まって聞いてくれるという感じにはなりませんでしたが、何人か狙った相手と研究近況の交換ができたからよいとしましょう。

さて、次はオランダユトレヒトで開催される研究集会に参加致します。

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# by stakahashi17 | 2019-09-02 02:51 | 所感

アラスカ?あら、そーですか。

アラスカに行って参りました。
幾多の苦難を乗り越え
(Estaって何だっけ事件、シカゴのパスポートコントロール激混み事件、ユナイテッド航空塩対応事件 etc..)
遂に史上最北端へ。

用務先は、Geologic Material Center。カナダの石油会社が掘削したコアを輸送してもらい、古生代−中生代(かもしれない)堆積岩類を観察しました。

アラスカは、旧ソ連からアメリカ合衆国が買い上げたという歴史をもちますが、予想された鉱物資源だけでなく、後に石油資源も発見されたことで、今となっては良い買い物だったと評価されているようです。
その石油根源岩層の下には、古生代(かもしれない)の地層も眠っているらしく、本来は石油会社にはあまり着目されない”おまけ”で、今回はよい試料が採れれば分けて頂こうというわけです。

滞在の最終日には、アンカレッジ周辺に出歩く時間もできました。
アラスカ南部アンカレッジには、砂泥岩互層からんある付加体(白亜紀)、島弧火山列、山々を覆う氷床がみられます。温暖化のためか、氷床は年々縮小しているようですが、周囲には最終氷期時代の氷床拡大の証拠が、基盤岩への削り跡や氷礫として残されています。日本ではなかなかみれないですね。

固有な野生動物もたくさいます。Brown bear, Black bear, Moose(Elk, ヘラジカ) Bison, Reindeer (トナカイ)とにかく、みんなデカイ。こんなのに地質調査中に出くわしたら大変ですね。
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さて、来週はスペインです。そちらも準備しないといけません・・。

# by stakahashi17 | 2019-08-14 16:43 | 所感