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ホームカミングデー

昨日19日は東京大学ではホームカミングデーの企画が開催されました.

理学部では,「理学のワンダーランド」と称して小学生親子向けのクイズ大会が行われました.

昨年から, この企画会場で化石のコーナーを提供させて頂いています.

昨年よりも一段とパワーアップした標本のコーナーに,かじりついているちびっ子&お父さん,ご来場ありがとうございました.
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by stakahashi17 | 2013-10-20 15:05 | イベント

津波石は震災遺構か?

先週、中学校のキャリアアップ授業で紹介させて頂いた話ですが、

地質学会の巡検で見学した宮古層群について書きます。

2013年9月17日から18日の2日間、地質学会の巡検として岩手県沿岸北部に位置する久慈−野田−田野畑の地域の地質を見学しました。案内者は、梅津慶太さん(JAMSTEC) 平山廉さん(早稲田大学) 高嶋礼詩さん(東北大学)です。
 バス移動で田野畑に到着した私たちは、宮古層群を下位から見学しました。宮古層群は、下位から羅賀層、田野畑層、平井賀層からなります。羅賀層は宮古層群の基底礫岩層で、付加体の北部北上帯と不整合で接しています。上位の田野畑層は砂岩層で、三角貝や海ユリなどが多産します。田野畑砂岩層から化石はすぐにみつかり、参加者は化石探しに夢中になりました。しかし、この砂岩層は露頭ではありませんでした。私たちが化石探しをした砂岩の大きな塊は、東北震災前には海岸にあったものではなく、津波によって運ばれたものであったのです。砂岩巨礫表面を観察すると、本来外海にあるはずの石灰藻跡が張り付き、波打ち際に育つカンザシゴカイが育っていることがそれを物語っています。田野畑層からは、白亜紀に起きた津波に運ばれたと考えられる津波礫岩層をみることもできます。三陸の海岸は、瓦礫の撤去や護岸工事が進み、波で洗われた土地にも草が生え、次第に津波の跡が分かり難くなりつつあります。しかし、津波によって運ばれた津波石は残り、津波の記録を残し続けているのです。
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 最近、震災遺構を残すかどうかの議論が報道されています。町に乗り上げた漁船や、最後まで避難放送を続けた役場、被災者の意見や維持費の問題でどんどん取り壊しが決定していきます。地元の意見や被災したひとの気持ちをくめば、そのような決定になるのでしょうが、一部ではやはり遺構は残すべきだという別の意見もあるそうです。これからの時代に津波の記録を残し、次に起こるかもしれない災害の被害、特に人の意識で何とかできる被害を最小限に抑えることに役立てるべきだという意見です。

 上述した津波によって運ばれた岩石類は、人による撤去作業の対象にはならないでしょう。ひょっとしたら、白亜紀の津波礫の地層のように、後にはイベント層として残るかもしれません。地質や自然科学を少しでも学んだ人が世に出て行くことによって、自然災害の記録を地質記録から読み取って伝え残していく、そんなことに役立つかもしれません。
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by stakahashi17 | 2013-10-15 08:18 | イベント