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ついに到着!

ついに、遠く東北の地から、2tコンテナで私がこれまでに集めてきた岩石試料が東京に届きました!

これらのサンプル中には2.5〜2億年前の深海の記録が残っています。これからどんな発見があるのかとても楽しみです。

それから、これも先日仙台から届いたものです。

卒業証書

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震災で卒業式ができなかったので、やっと受け取ることができました。
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by stakahashi17 | 2011-06-20 20:34 | 研究状況

大量絶滅発生直後の海洋には窒素同化生物が増加していた

Luo, G., Y. Wang, T. J. Algeo, L. R. Kump, X. Bai, H. Yang, L. Yao, and S. Xie (2011), Enhanced nitrogen fixation in the immediate aftermath of the latest Permian marine mass extinction, Geology.

 約2億5千200万年前、ペルム紀末 の大量絶滅後、数百万年間造礁生物の化石記録が途絶え、その代わりに、浅海域では微生物から由来した炭酸塩岩が残されていることが明らかになっています。これらの堆積物中の有機物の分子化石や同位体記録からも、大量絶滅後の緑色硫黄細菌やシアノバクテリアなどの寄与量が増加したことが示されてきました。
 Luo らの研究グループはは、南中国に残る微生物マット石灰岩(Microbialite)を含む二つのペルム紀三畳紀境界層セクション(Taiping、Zuodeng)より、堆積物中に残るバルクの有機炭素と窒素同位体比を測定しました。この2つの海生層セクションは、microbialiteに岩相が移り変わるペルム紀末の大量絶滅層準において、有機炭素同位体比の減少とともに3パーミル窒素同位体比が減少することを示しました。このデータは、過去に研究されたこれらのセクションよりも浅い海域に位置していたと考えられる中国メイシャンセクションの傾向とも一致します。これらの低い窒素同位体比の値は、微生物窒素同化の寄与量が増加したことを示します。そして、窒素同化(脱窒やアンモニウム酸化)の増加の背景には循環の停滞した無酸素海洋の発達が考えられます。また、彼らは、窒素サイクルの変動は窒素酸化物(NO2)の放出をもたらし、温暖化の進行に寄与した可能性があると述べています。N2Oの温暖化に寄与する影響はCO2の〜1000倍だそうです。また、従来、軽い窒素同位対比をもたらした窒素同化生物としてシアノバクテリアがあげられてきましたが、今回の研究セクションでは、シアノバクテリア由来の分子化石の増加は見いだされなかったそうです。また、無機炭素同位体比と有機炭素同位体比との差がメイシャンセクションほど減少せず(メイシャンで検出された減少量よりも3-4パーミルほどの差が小さい)、重い炭素同位体比をもたらす緑色硫黄細菌などの一次生産者が浅いメイシャンの海域よりも研究セクションが記録するより深い(陸から離れた)海域では多くなかったことが考えられます。したがって、窒素と炭素の同位体比の記録から、大量絶滅直後の微生物の生態系変化は、浅海ー深海で異なっていたと考えられるそうです。

この時代の研究でも温室効果ガスにCO2以外の気体の寄与が考えられるようになってきました。おそらく、現在も過去も温室効果をもたらした気体は1種類ではないはずです。
また、今回の研究のように、今後、大量絶滅事前後の各海域毎の環境変化の差異が明らかになってくれば、当時の気候モデリングの精度も上がり、大量絶滅の背景になった環境変動の要因の理解が進むと思われます。私が取り組んでいる、ペルム紀-三畳紀の深海記録の研究成果にご期待下さい。
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by stakahashi17 | 2011-06-20 07:14 | 論文紹介

同位体の軽い炭素は最古の生命の証拠にはならない?

Young poorly crystalline graphite in the >3.8-Gyr-old Nuvvuagittuq banded iron formation
D. Papineau et al., Nature geoscience.

最古の生命の地質記録はどこまで遡れるのでしょうか?
それを知るひとつの証拠は、堆積岩に残された炭素同位体比の軽い炭素物質の存在です。
数十億年前の堆積岩は、有機物の熟成・続成が進み、グラファイトになってしまえば生物の分子構造を抽出することは不可能になってしまいます。しかし、光合成をする生物(この時代だとシアノバクテリアが有力)は、大気CO2よりも20パーミルほど軽い同位体比をとりうるので、同位体比が低いグラファイトが過去の堆積物から発見されれば、光合成生物から由来した炭素、つまり生物の存在を示す証拠になりうる訳です。
これまでの研究では、約38億年前の西南グリーンランドの地層からそのような証拠が得られ、生命の証拠とされていました。しかし、それはグラファイトが母岩と同時に形成されたという前提に基づいています。今回の研究は、カナダ北部に残された37−42億年前の縞状鉄鋼層のなかに含まれる結晶化の影響が弱いグラファイトの起源を調べたものです。このグラファイトの炭素同位体比はマイナス22.8パーミルの値を示し、グリーンランドでみつかった炭素物質と類似した軽い値を示しました。しかし、STEMとラマン分光法解析の結果は、この炭素物質はそれを内包する岩石よりも低い温度変成を受けてことを示しました()。したがって、これまで生命起源と考えられていた炭素物質は縞状鉄鋼層の変成作用のピークが過ぎてから流体としてもたらされたと考えることのほうが確からしいという考えができます。そして、彼らは同位体比が軽い炭素物質は最古の生命の証拠とは扱えないという結論を導きます。
 最古の生命の記録の夢がまた疑われていく訳ですが、慎重に判断していかなければならないですよね。堆積岩の続成・熟成の影響をクリアした生物の証拠を探し出す術を求めていく必要がありますね。
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by stakahashi17 | 2011-06-14 02:10 | 論文紹介

Mac book Air

昨年度、思い切って導入したMacbookAirですが、思いのほか活躍しています。
従来のノートパソコンよりも断然持ち運びにストレスがないです。あとは私がもっと使いこなせるようにしなきゃいけないですね。

先日いい絵が撮れましたので紹介します。
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by stakahashi17 | 2011-06-13 20:57 | 所感

講座ガイダンス

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11日土曜日に、大学院入学希望者に対する講座のガイダンスが行われました。

来年、どんなメンバーが加わるか楽しみです。

研究室の紹介は5分間の短い時間に限られていましたので、私たちの研究に興味のある方は是非研究室を見学に来て下さい。

毎週木曜日には、メンバーが集まってランチミィーティングを行っています。研究室の雰囲気が分かると思います。

また、6月17日(金曜日)には、卒論課題のテーマを説明したいと考えています。どちらもお昼12時からですのでのぞいてみてください。

また、個別に多田・高橋のお部屋を訪ねて話をすることも可能ですのでご連絡下さい。



みなさんと一緒に研究できることを楽しみにしています。
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by stakahashi17 | 2011-06-13 09:31 | イベント