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三畳紀系の論文8-9月

Koike, T. (2016). Multielement conodont apparatuses of the Ellisonidae from, 20(3), 161–175. http://doi.org/10.2517/2016PR007

Grasby, S. E., Beauchamp, B., & Knies, J. (2016). Early Triassic productivity crises delayed recovery from world ’ s worst mass extinction. Geology, 44(9), 779–782.
 カナダのSversrup Basinのペルム紀から前期三畳紀全体の層序から元素組成と窒素同位体比のデータを報告した論文。データを小出しにしている感はあります(人のこと言えないか)。 CuやNi等の元素が前期三畳紀の還元的堆積物中で濃度が低いまま推移するため、この当時の海水からこれらの必須元素が少なくなり窒素等一次生産の活動に影響を与えていたのではないかと主張している。

Clarkson, M. O., Wood, R. A., Poulton, S. W., Richoz, S., Newton, R., & Kasemann, S. A. (2016). Dynamic anoxic-ferruginous conditions during the end-Permian mass extinction and recovery. Nature Communications, 7, 1–9. http://doi.org/10.1038/ncomms12236

 アラビアのペルム紀から前期三畳紀全体を含む層序を堆積深度の異なるセクションを並べて、酸化還元環境変動の広がりを深度横断で明らかにした論文。硫黄と鉄の組成に着目し、前期三畳紀の海域では、溶存鉄イオンが海水中に多くなる”Ferrugenous環境”も発達していた可能性があるとしている。


Jonathan L. Payne, Andrew M. Bush, Noel A. Heim, Matthew L. Knope, Douglas J. McCauley, Ecological selectivity of the emerging mass extinction in the oceans , Science 16 Sep 2016: Vol. 353, Issue 6305, pp. 1284-1286
DOI: 10.1126/science.aaf2416
およそ2500の属の海洋生脊椎動物と軟体動物のデータベスースを使って、過去の絶滅イベントと現代の海生の動物の 絶滅の危険性と生態系の特徴を比較した。その結果、現代の海洋では大きな体サイズの動物が絶滅の危険性が高く、一方で過去の絶滅ではむしろ体サイズが小さい生物が絶滅している。過去の絶滅イベントにおいて、遠洋域の動物は、底生生物よりも絶滅の影響が大きいが、現代の海洋ではそのような違いはみられない。 体サイズの大きい動物の生態系への影響は、これからの将来に起こりえる大量絶滅イベントを予想する情報となり得る。

現代地球環境の絶滅は、体サイズの大きいものが減り、地球史の大量絶滅イベントとは絶滅の選択性が異なるように見える。この先、どちらの方向に進むのか・・・。
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# by stakahashi17 | 2016-09-18 19:29 | 論文紹介

論文リスト_2016年_3月

Google Reader→Pulse→Feedlyに論文探し法を移行しています。


Arbour, V.M., Zanno, L.E., Gates, T., 2016. Ankylosaurian dinosaur palaeoenvironmental associations were influenced by extirpation, sea-level fluctuation, and geodispersal. Palaeogeogr. Palaeoclimatol. Palaeoecol. 449, 289–299.

アンキロサウルスとノドサウルスの産状をまとめて古環境に関連づけた論文.


Bostick, B.C., Fendorf, S., Helz, G.R., 2003. Differential adsorption of molybdate and tetrathiomolybdate on pyrite (FeS2). Environ. Sci. Technol. 37, 285–291.

Moの堆積には硫化水素よりもエレメントSが作用するらしい.

Brenner, L.D., Linsley, B.K., Dunbar, R.B., Wellington, G., 2016. Coral δ18O evidence for Pacific Ocean mediated decadal variability in Panamanian ITCZ rainfall back to the early 1700s. Palaeogeogr. Palaeoclimatol. Palaeoecol. 449, 385–396.

Chen, D., Guo, Z., Jiang, M., Guo, C., Ding, Y., 2015a. Dynamics of cyclic carbonate deposition and biotic recovery on platforms during the Famennian of Late Devonian in Guangxi, South China: Constraints from high-resolution cycle and sequence stratigraphy. Palaeogeogr. Palaeoclimatol. Palaeoecol. 448, 245–265.

Chen, J., Shen, S. zhong, Li, X. hua, Xu, Y. gang, Joachimski, M.M., Bowring, S.A., Erwin, D.H., Yuan, D. xun, Chen, B., Zhang, H., Wang, Y., Cao, C. qun, Zheng, Q. feng, Mu, L., 2015b. High-resolution SIMS oxygen isotope analysis on conodont apatite from South China and implications for the end-Permian mass extinction. Palaeogeogr. Palaeoclimatol. Palaeoecol. 448, 26–38.

Dickson, A.J., Jenkyns, H.C., Porcelli, D., van den Boorn, S., Idiz, E., 2016. Basin-scale controls on the molybdenum-isotope composition of seawater during Oceanic Anoxic Event 2 (Late Cretaceous). Geochim. Cosmochim. Acta 178, 291–306.

 白亜紀C-T境界のMo同位体比を2つのセクションで比較、大西洋でローカルにMoの海水濃度が減少したと解釈している。要精読。


Fan, R., Gong, Y., 2015. Ichnological and sedimentological features of the Hongguleleng Formation (Devonian–Carboniferous transition) from the western Junggar, NW China. Palaeogeogr. Palaeoclimatol. Palaeoecol. 448, 207–223.

Fujisaki, W., Sawaki, Y., Yamamoto, S., Sato, T., Nishizawa, M., Windley, B.F., Maruyama, S., 2016. Tracking the redox history and nitrogen cycle in the pelagic Panthalassic deep ocean in the Middle Triassic to Early Jurassic: Insights from redox-sensitive elements and nitrogen isotopes. Palaeogeogr. Palaeoclimatol. Palaeoecol. 449, 397–420.

 犬山に露出する三畳紀の深海層を網羅的に分析した論文。AnisianのBlack claystoneに含まれるMoの濃度がかなり高め.


He, W., Shi, G.R., Yang, T., Zhang, K., Yue, M., Xiao, Y., Wu, H., Chen, B., Wu, S., 2015. Patterns of brachiopod faunal and body-size changes across the Permian-Triassic boundary: Evidence from the Daoduishan section in Meishan area, South China. Palaeogeogr. Palaeoclimatol. Palaeoecol. 448, 72–84.

Ivanov, K.S., Puchkov, V.N., Fyodorov, Y.N., Erokhin, Y. V., Pogromskaya, O.E., 2013. Tectonics of the Urals and adjacent part of the West-Siberian platform basement: Main features of geology and development. J. Air Transp. Manag. 31, 12–24.


 ウラル山脈周辺のテクトニクスをレビュー・図解した論文.石膏の堆積が促進したらしい.

Jin, C., Li, C., Algeo, T.J., Planavsky, N.J., Cui, H., Yang, X., Zhao, Y., Zhang, X., Xie, S., 2016. A highly redox-heterogeneous ocean in South China during the early Cambrian (∼529–514 Ma): Implications for biota-environment co-evolution. Earth Planet. Sci. Lett. 441, 38–51.

Kashiwabara, T., Takahashi, Y., Tanimizu, M., Usui, A., 2011. Molecular-scale mechanisms of distribution and isotopic fractionation of molybdenum between seawater and ferromanganese oxides. Geochim. Cosmochim. Acta 75, 5762–5784.

Ke, Y., Shen, S., Shi, G.R., Fan, J., Zhang, H., Qiao, L., Zeng, Y., 2016. Global brachiopod palaeobiogeographical evolution from Changhsingian (Late Permian) to Rhaetian (Late Triassic). Palaeogeogr. Palaeoclimatol. Palaeoecol. 448, 4–25.

Li, M., Ogg, J., Zhang, Y., Huang, C., Hinnov, L., Zou, Z., Sciences, P., Sciences, P., Drive, M., Lafayette, W., Sciences, E., 2016. Astronomical tuning of the end-Permian extinction and the Early Triassic Epoch of South China and Germany. Earth Planet. Sci. Lett. 2016, 1–65.

Ma, X., Gong, Y., Chen, D., Racki, G., Chen, X., Liao, W., 2015. The Late Devonian Frasnian-Famennian Event in South China - Patterns and causes of extinctions, sea level changes, and isotope variations. Palaeogeogr. Palaeoclimatol. Palaeoecol. 448, 224–244.

Ozawa, K., Maekawa, H., Shibata, K., Asahara, Y., Yoshikawa, M., 2015. Evolution processes of Ordovician-Devonian arc system in the South-Kitakami Massif and its relevance to the Ordovician ophiolite pulse. Isl. Arc 24, 73–118.

Shen, S., Jin, J., Shi, G.R., 2016. Ecosystem evolution in deep time: Evidence from the rich Paleozoic fossil records of China. Palaeogeogr. Palaeoclimatol. Palaeoecol. 448, 1–3.

Guex, J., Pilet, S., Müntener, O., Bartolini, A., Spangenberg, J., Schoene, B., Sell, B., Schaltegger, U., 2016. Thermal erosion of cratonic lithosphere as a potential trigger for mass-extinction. Sci. Rep. 6, 23168.

 著者から送られてきました。いいところに論文出したぜCheers!というやりとり,いつかはやってみたい.
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# by stakahashi17 | 2016-03-31 17:04 | 論文紹介

今年もよろしくお願い致します。

今年もどうかよろしくお願い致します。

..って言うにはもう遅いでしょうが、よろしくお願い致します。

 卒論、修論の一通りが終わりました。

 頑張ったのは学生の方々なのですが、連日、ああだこうだと議論するのは刺激的なものです。

 独自のアイディアや一生懸命な姿勢は、こっちもポジティブな力をもらいますね。

 感謝です。

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# by stakahashi17 | 2016-02-06 16:30 | 所感

ハイブリッドレインボウ

南部北上帯の分布する南三陸町にいってきました。

 目的は前期三畳紀の地層です。

 柱状図記載は、ほとんど学生に任せ、何をしていたかというと、

化石
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化石
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化石
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をみつけてました。

 柱状図に情報を入れるための立派な作業ですよね。

いい成果がでますように。

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背斜構造と並んだ虹
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# by stakahashi17 | 2015-11-04 19:04 | イベント

東大生、三陸で琥珀掘る。

8月22日から3日間、岩手県で巡検合宿を行ってきました。
参加者は、所属の東大地球惑星システム科学講座のみなさんです。

惑星研究のみなさんにもたくさん参加して頂きました。
まさかこのメンバーが、フィールドで揃うとは感慨です。
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最近、を出版された阿部豊さんにもご参加頂きました。

阿部さん盛岡駅、到着!
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特別車両で移動です。
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1日目は、岩泉の北部北上帯の地質を見学しました。
 石炭紀からジュラ紀までの深海堆積岩層をひとつのルートでみることができます。
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深海チャート層の特徴から、およそ3億年前からの深海底の環境変動を読み取ることができます。

 見学中、阿部豊さん阿部彩子さんから鋭い質問や当時の気候状態の補足を頂きました。
後日出版されたお二人の本を読むと、この時代に起きた大気・海洋の酸素濃度変動についての解説が書いてありました。まさにタイムリーな巡検でした。


宿泊先は、田野畑の羅賀荘です。アワビやウニ,,海産物に舌鼓を打ちます。
食後はセミナーを行いました。
 栗田さん、阿部彩子さんに火星の火山活動、地球気候システムのモデル研究について講演頂きました。
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2日目は、北部北上帯の上に堆積した、白亜紀中期 後期の宮古層群、久慈層群を見学しました。

 宮古層群の基底に立つ河原さん.
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実は、ここは2011年の津波石が残る場所として有名です。

 白亜紀の津波堆積層がみられる平井賀漁港。ここは、露頭前が舗装されているので車椅子でも見学可能です。
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次は、久慈層群です。関根さんの視線の先にあるのは、白亜紀の牡蠣礁の化石です。

牡蠣の化石を採集した密本君、黒崎君。
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 2日目の夜は、河原さん生駒さんが講演を行いました。
 これから、地球表層の環境、太陽系の他の惑星、系外の惑星 の知見を結びつけて統合的理解を進めていこうと話がすすみました。今後機会があるごとにこのような情報交換や交流が進んでいければと思います。
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3日目は、久慈の琥珀博物館に出かけました。
博物館のもつ琥珀発掘体験場で、実際に泥岩層を掘ってみました。
久慈層群は、白亜紀後期の海成−陸成層で、当時の樹木の化石と一緒に樹液の化石琥珀が多産します。最近では恐竜の化石も見つかっています。NHKドラマあまちゃんのエピソードのモデルにもなりました。

今回の発掘体験でも、沢山琥珀化石がみつかり、みんなそれぞれのお土産をゲットしした。
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黒い泥岩の中から輝く琥珀化石を発見したところです。
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今回は、野外巡検とセミナーが合体した、分野交流のよいきっかけになりました。今後、講座メンバーの交流が進み、新しい研究活動の展開がはじまることに期待大です。

 今回の巡検や開催場所の設定に、三陸ジオパークの情報を活用させて頂きました。巡検のバックアップもして頂いて大変感謝しております。
 
 研究者は学会シーズンですが、秋の行楽に三陸に出かけるのもオススメですよ。
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# by stakahashi17 | 2015-09-10 16:57 | イベント