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テチス海の大量絶滅発生時期は10万年オーダーでほぼ同時。

Calibrating the End-Permian Mass ExtinctionShen et al., 2011 Science

史上最大の大量絶滅、ペルム紀末の大量絶滅に関する論文がScience誌に報告されています。
大量絶滅を引き起こした環境異変は各地で同時に起きたのか?このタイミングに制約を入れるためにこの研究では、高精度のウランー鉛の放射同位体比をID-TIMS(isotope thermal ionization mass spectrometry)装置を用いて南中国各地で得られたペルム紀ー三畳紀境界層の火山灰層の絶対年代を求めています。これまでのデータに比べて誤差値が5分の1程度になり±23万年の精度になるそうです。
 結果、大量絶滅発生時期は2億5228万±0.08年で、南中国の浅海堆積物を構成する海盆のどの深度でも誤差範囲で年代が一致しました。さらに、測定された絶対年代間に目盛りを振ることで大量絶滅期の特徴である炭素同位体比の減少にかかった時間はおよそ9万年間、値低下の持続期間は約20万年間であることがいえるそうです。また、この絶対年代値を用いて、各地域のペルム紀三畳紀境界層セクションの産出化石のレンジチャートをコンピュータソフトウェア(CONOP)を使って統合し、段階的に多様性が減少していた絶滅のパターンと約20万年程度の期間でそれが進行したことを示しています。大量絶滅層準の火山灰層直上にみられる炭層についても議論がなされており、燃焼起源物質に多い多環式芳香族の有機物やpyrofusiniteと呼ばれる特徴的構造をもつ炭質物をもって大規模森林火災の証拠としています。これらの証拠をもとに、海洋と陸域における生物の絶滅とはほぼ同時に起きており、シベリアの玄武岩活動などのからもたらされる温室効果ガス(メタンや二酸化炭素)の大規模放出がそれらに同時に作用する要因であると説明されています。
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by stakahashi17 | 2011-12-15 10:07 | 論文紹介